今回は、鶴岡八幡宮の柳原神池のほとりにある「柳池」の石碑を読んでみることにしました。
ひょっとしたら、北條泰時ゆかりの地かもしれませんし、そうじゃないかもしれません(笑)
そういえば、いつもボーっと通っているだけで柳とか気にしてなかったので、今度、周りの木々を気にしながら歩いてみます。
目次
柳原

「柳原」石碑の場所
googleMAPが示している「鶴亀石」のすぐそば(半径10m以内)に石碑が設置されています。
石碑に書かれている文字は?
此邊ハ往昔柳ノ名所ニテ柳原ト唱ヘシ由口碑ニ
「年経たる 鶴岡邊の柳原 青みにけりな 春のしるしに」
ノ古歌傳ヘラル其作者詳ナラザンドモ一説ニハ北條泰時ノ歌トモイフ
現存ノ柳ハ即チ往時ノ名残ナラン
昭和9年3月 鎌倉町青年團建
この辺は昔、柳の名所だったことから柳原と言われ、言い伝えでは
「年経たる 鶴岡辺の柳原 青みにけりな 春のしるしに」
の古い歌が伝わっているが、その作者は詳しくは分からないが、一説によると「北条泰時」の歌とも言われてる。
現在ある柳は、すなわち当時の名残である。
昭和9年3月 鎌倉町青年団建
事前知識(漢字・用語編)
往昔:オウセキ|過ぎ去った昔
口碑:コウヒ|古くからの言い伝え(石碑のように長く後世に残るという意味)
事前知識(歴史編)
北条泰時
1183-1242年。北条義時の長男。鎌倉幕府第3代執権。御成敗式目を制定。