鎌倉時代を調べていると、その前の時代が気になり、さらに遡って古墳、弥生、縄文へ。
そんなふうに歴史の知識を広げていく中で出会ったのが「考古検定」です。
きっかけは、歴史博物館で偶然見つけた一枚のチラシ。
これまで鎌倉検定や奈良・京都などのご当地検定を通して歴史を学んできましたが、考古検定をきっかけに、旧石器時代や縄文時代まで一気に興味が広がりました。
2020年に初級クラスを受験し、無事合格。
この記事では、実際に受験したときの試験内容や勉強方法、そして考古学を学んだことで訪れるようになった遺跡について紹介します。
この記事について
本記事は2020年に考古検定初級を受験した際の記録をもとに再編集しています。試験方法・出題形式・合格基準などは受験当時の情報を含みます。受験を検討される場合は、最新の実施要項をご確認ください。
目次
考古学ってどんな学問?
考古学という言葉。
たまに聞きますけど、詳しいことは良く分かっていませんでした。
なんとなく古学っていう字ずらから古(いにしえ)を学ぶこと。
縄文時代とかの大昔の時代の学問かなと思ってましたが、ちょっと違ってました。
考古学とは「物証」を対象とした学問。
遺跡から見つかる遺物や遺構といった物質から、それらを作り出した文化(技術、習慣、社会、生活様式、精神文化)を逆算して概念化する。
考古検定 過去問題集3
というわけで、弥生時代とかの纏向遺跡(奈良県)などの遺構から、そこに住んでいた人がどんな暮らしをしてたのかを考えていくということ。
縄文時代や弥生時代の集落遺跡では分かりやすいですね。
しかも、城郭遺跡なども立派な遺構で考古学の範囲内。考古学は大昔の時代の学問という訳ではありませんでした。
ですから、考古検定の出題範囲は
1.旧石器時代
2.縄文時代
3.弥生時代
4.古墳時代
5.奈良・平安時代
6.中世・近世
の6時代からとなっています。
最近は、TV番組のブラタモリなんかで、よく考古学の先生とか研究者とか出てきますけど、何をやられているの方たちなのか具体的に想像できるようになりました。
考古検定 初級を受験してみた
考古検定は内閣府が認定する
「考古学に親しみ、日本の歴史や遺跡に関する知的探求心を満たすことを目的にする」
検定です。
歴史となると、戦国時代や幕末に人気が集中して、縄文時代などの大昔に興味がある人はあまり聞きませんよね。
私は、そういうマイナーな内容には俄然、興味が惹かれるタイプですし、歴史を学ぶなら、人類が始まった時代から把握しないと中途半端で、気になって夜も寝れない(ホントは寝れる)という人なのですよ。

※考古検定の公式HPはコチラ
考古検定 初級の難易度
考古検定は5つのレベルに分かれています。入門、初級、中級、上級、最上級です。
初級:大学の一般教養課程の難易度
とありました。大学の一般教養課程って、ちょっと難しそうですけど・・・。
ちなみに、一つ下の”入門”は誰もが取り組める難易度とあります。
初級を受けるか入門を受けるかは、過去問の出来次第で決めれば良いのではないでしょうか。
試験方法・時間・合格基準
入門、初級、中級の3レベルに関しては、自宅で受験可能なインターネット検定とあります。
具体的には、決められた実施日(約10日間)の間に、自由に受験することが可能です。
※現在は:すべての級でインターネット受験となっている様です。
第12回は、令和2年11月14日(土)~令和2年11月23日(月・祝)が試験期間でした。
出題形式:全50問の4択問題
試験時間:60分
合格基準:60%が基準(受験者全体の成績を基に変動あり)
考古検定 初級の勉強方法
さて、考古検定の勉強なのですが、鎌倉検定から知識を広げるのが好きで歩んできた自分としては、実は勉強範囲がかなり狭まるのです。
それは、今まで受験してきたご当地検定が、考古検定の出題範囲と重なって来るからです。
奈良検定&京都検定 → 考古検定の出題範囲|3.弥生時代 4.古墳時代 5.奈良・平安時代
鎌倉検定&日本城郭検定 → 考古検定の出題範囲|6.中世・近世
このために、注力しないといけない時代は、ご当地検定で今まで学んでこなかった時代
1.旧石器時代 2.縄文時代
の2つの時代と
3.弥生時代 4.古墳時代
奈良県以外(例えば九州とか埼玉とか)の2つの時代に絞れるわけです。
今までの知識貯金が使えて非常に楽になりますね。

まず過去問を解いて苦手な時代を知る
どの時代に注力したら良いかを把握したら、次は定番の過去問です。
考古検定の公式HPに、過去3回分の問題を掲載した問題集が紹介されています。
入門から最上級のすべての問題が掲載していますが、最上級は記述問題があって難易度エグイです(汗)
過去問を解いていくと、縄文時代とか旧石器時代とかは、知らない事だらけだなと痛感サセラレマス・・・。
恥ずかしいことに、今となっては超有名な三内丸山遺跡(青森県)とか、国宝の土偶「縄文のビーナス」とか知りませんでしたし。無知って怖い。。。
実際に遺跡を見に行く
で、過去問を解いて知識を身に付けても、実物を見ないと言葉だけを知ってることになってしまいますから、やっぱりフィールドワークは大切な訳です。
という訳で、何かと抱き合わせで現地に行ってみました。
埼玉古墳群は行田市にありますが、これは同じく行田市にある「忍城」などを見に行ったついでです。
そして、鎌倉のお隣、逗子市にも神奈川県最大級の前方後円墳があるのです。
考古検定には鎌倉時代も登場する
考古検定はいろんな時代から出題されるといっても、出題ウェイトは昔の時代ほど多くなります。
鎌倉時代や室町時代、戦国時代などの中世・近世時代は、5~10問程度(50問中)と考えてよさそうです。
しかし、鎌倉検定を勉強している人なら当然の日本最古の港湾遺跡「和賀江島」とかが、過去問に出てまして、もうラッキー問題としか言えませんね(笑)
個人的には、こういう関連する知識を広げていくのがとても効率的だと思っているので、一つ核になる時代の知識をしっかり身に付けて、時代の前後を徐々に広げていくのが、遠回りのようで近道だと思います。
考古検定 初級の結果は「合格」
考古検定の試験結果に関するお知らせが、翌年(令和3年)の1月中下旬ころに自宅へ郵送されてきました。
封筒の中に入っていたのは、「試験結果に関するお知らせ」
こちらは、自分の特典や合格基準、平均点、最高点、最低点などが記載されています。
合格した人には「合格証明書」と「認定カード」も一緒に入っています。

こういう検定の結果通知って、受験してから2か月後くらいに来るので、忘れた頃にやってくるってかんじなんですよね・・・。
考古検定の中級クラス、過去問を解いてみました、自分の知識レベルでは到底及びません。。。
来年まで時間があるので、次回は挑戦できれば良いかなと思います。
そして、時は経ち、興味は違うところへ(笑)
日本史を「つながり」で学ぶ3冊
歴史能力検定の受験勉強だけでなく、人物・出来事・文化を時代を越えて結びつけるために使ってきた本を紹介します。鎌倉という「縦軸」から、日本史全体という「横軸」へ知識を広げたい人にもおすすめです。
🥇 日本史の大きな流れをつかむ
古代から近現代までを通して読むことで、それぞれの時代を「点」ではなく一続きの物語として把握できます。歴史能力検定の勉強でも、細かな知識を覚える前に時代の流れを整理するのに役立ちます。
🥈 知識をもう一段深く掘り下げる日本史資料
人物や事件を覚えるだけでなく、その背景や時代との関係まで掘り下げたいときに使いたいシリーズ。写真や図・表が多く、また学校の資料のために安価。
🥉 歴史の背景にある「文化」をつなぐ一冊
文学作品や古典、文化史を調べるときに便利な国語便覧。歴史だけを単独で覚えるのではなく、その時代の文学や文化と結びつけて理解することで、日本史の見え方がぐっと立体的になります。

