吾妻鏡(東鑑)
吾妻鏡は、鎌倉時代に成立した日本の歴史書です。
鎌倉幕府の初代将軍「源頼朝」の挙兵から、第6代将軍「宗尊親王」までの将軍記です。
とはいえ、いきなり原文を読むのは厳しいので、まずは漫画から入るのをお勧めします。
マンガ日本の古典シリーズ
マンガ日本の古典シリーズは沢山の歴史書が漫画化されています。
その中で吾妻鏡は「上・中・下」の合計三巻から構成。
頼朝時代の話が長く、下巻はかなり端折っている感じです。
鎌倉幕府には大勢の有名な御家人がいて、歴史の教科書を読むだけでは理解できませんが、マンガだと結構頭に入って来ます。(とは言え、一回目は混乱してくると思いますが・・・)
ある程度頭に入れた状態で鎌倉の町を歩くと、普通の石碑なんかも楽しめます。「あー、彼の家はここにあったのか!」とか。
お気に入りの御家人を見つけて、その人を中心に興味を広げていくと良いと思います。
個人的には、結城朝光、佐原義連、といった家子の面々が結構お気に入りです。
吾妻鏡を読み終えたら、前後の歴史(平安時代、室町時代等)を知るともっと良く分かります。
また、マンガ日本の古典シリーズではないですけど、
なんかは、天皇家を中心とした覇権争いなど、皇族の世界を理解できます。
天皇にならなかったのに有名な人物、聖徳太子や長屋王、早良親王などが、より頭に入ってくるようになりました。
歴史書自体を見る
マンガや大河ドラマである程度概要を理解して、さらに正確に、かつ深堀したいのであれば歴史書の読解に挑戦するのも良いですね。
吾妻鏡であれば、現代語訳されている本が出ていますのでお勧めです。
物凄い巻数が多いですけど・・・。
編年体と呼んでいる日記のような形式が分かったり、教科書や歴史雑誌に載っている箇所はほんの一部だったり、そんなことが分かってくると思います。
他には、気になった「十六夜日記」も読んだことがあります。
こちらは短いのですぐに読めますね。
NHK 大河ドラマ
1年間に渡って放送されるので、再放送を見るにしてもレンタルにして約13本。時間にして約2000分(33時間)も費やさないといけないですが、細かい登場人物まで結構抑えることができますよね。
鎌倉時代を中心に前後を見ていくと
平清盛→ 義経→ 太平記で大枠は理解で来きます。
それに付随して、北条時宗、草燃える を挟めば完璧です。(ちょっと古すぎますけど・・・)
その他
あ、ちなみに万葉集についてのミュージアムが奈良県の明日香村にあります。
こういうところへ行くのも、歴史書を身近に感じる一つの方法ですね。
■奈良県立 万葉文化館