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湘南平(高麗山公園)
今回は湘南平まで坂道ランニング。
でも、ただ走る為だけに湘南平へ行くのもどうかと思ったので、いろいろ調べていくうちに、曽我兄弟の仇討ちゆかりの地だということが判明。
表目的:ランニング、裏目的:曽我兄弟の仇討ちゆかりの地巡り ということで楽しんできました。
湘南平山頂
標高約180mの泡垂山山頂を湘南平と言うらしいです。
山頂にあるメインの建物は西側のレストハウス展望台、東側のテレビ塔。
泡垂山
泡垂山の名前は曽我物語が由来。
虎女のもとにいた兄十郎の危急を聞いて、曽我の里から駆け付けた弟五郎が近道のために、馬でこの山に駆け上ったところ、山頂付近で馬が泡を垂らしたところからついた名前という。
馬さん急な上り坂を駆け上がって大変でしたね・・・。
テレビ塔は昔、恋人同士の名前を書いた南京錠を掛けて施錠する行為が流行って問題になりましたね。
テレビ塔からの景色
テレビ塔からは、ほぼ360度の景色が見渡せます。
「曽我兄弟の仇討ち」ゆかりの地(湘南平)
日本三大仇討ちの一つ。
登場人物の一人が源頼朝に重用された鎌倉御家人の工藤祐経なので、鎌倉周辺にゆかりの地が多いです。
今回は、曽我兄弟の仇討ちでも「湘南平」附近にあるゆかりの地を巡ってみました。
虎女(兄・曽我十郎の恋人)
虎女とは、曽我兄弟の兄、十郎の恋人で街一番の美女として有名だった女性。
平塚の山下で生まれ、大磯宿で遊女をしていた。
出会いからわずか3年、十郎が仇討ちを遂げて亡くなった後、虎女は出家し、十郎のために山下の地で地蔵菩薩を安置して、64歳までの一生を十郎の供養に費やしたと言われているそうです。
つまり、平塚市にある湘南平は虎女ゆかりの地だと言うことですね。
曽我十郎「硯水の池」
湘南平の山頂付近(テレビ塔の裏)にひっそりとあります。
曽我兄弟の弟、五郎が水を飲もうと地面を強く踏みつけた時に沸きあがったという伝説が残されています。十郎が虎女に思いを綴った恋文を出すときも、この水を筆の硯水として使った、と言われている。
大磯宿
東海道五十三次の8番目の宿場。( 京--小田原宿-大磯宿-平塚宿--江戸 )
大磯宿(旧東海道松並木)沿いには、史跡の案内板が建っています。
化粧井戸
化粧坂交差点の近くにある「化粧井戸」
鎌倉時代の大磯の中心は化粧坂の付近。
「虎女(虎御前)」もこの近くに住み、朝な夕なこの井戸水を汲んで化粧をしたのでこの名前が付いたと。
大磯・湘南平付近には他にもゆかりの地がありますが、今回、巡れたのはこれくらい。
下記ハイキングマップには、他のゆかりの地も載っています。
湘南平・高麗山ハイキングマップ、はコチラ(平塚市公式 PDF)