対面石八幡神社
八幡神社なので、ご祭神は応神天皇(誉田別命|ほんだわけのみこと)
創立年代は不詳ですが、平安時代に制定されている2社
・小川泉水神社(伊豆国)
・桃沢神社(駿河国)
から八幡神を移し祀ったものだそうです。
また、頼朝は社殿の再建、境内の整備などを行ったようです。
住所:静岡県駿東群清水町八幡39番地
境内図
境内がなかなか広くて、6906.20㎡だそうです(神社の案内紙によると)
正面大鳥居の右側に駐車場があります。
白旗社
太鼓橋を渡り、左手の小道に入ると、源頼朝公を祀った白旗神社があります。
対面石
社殿の左側に頼朝義経兄弟が涙の対面をして、共に座って平家打倒を誓い合った「対面石」が、柵に囲われて置かれています。
説明板には対面石以外にも、頼朝が渋柿を食べてねじって傍らに棄てたら、後ほど立派な柿の木に成長したという、「ねじり柿」についての伝承も書かれています。
が、こちらはそれほど有名では無いですね・・・
吾妻鏡の記事には
治承4(1180)年10月21日 条
富士川の戦いで逃げた平家を追うように命じた頼朝に対して、坂東御家人は東国を平定してからと諫めて、頼朝は黄瀬川の宿に戻ってきた。
宿所の辺りに、鎌倉殿(頼朝)に会いたいという若者が一人佇ずんでいた。
土肥実平、土屋宗遠、岡崎義実らは、この若者を怪しんで無視していたが、頼朝がこの事を聞くと
「年齢を考えると、奥州の九郎(義経)ではないか?早く対面しよう!」と
そこで、土肥実平が取り次ぐと、やはり義経だった。お互いに昔を語り合い、懐かしさに涙を流した。