金沢、東京、鎌倉・逗子と泉鏡花ゆかりの地で見つけた案内板等を写真と共に纏めてみました。
目次
泉鏡花の作品
高野聖(こうやひじり)
飛騨から信州への山越えの途中、奇麗な女性がいる一軒家で起きた不思議な出来事を高野山の僧が語る物語。
文章は明治後半なので読みにくいところもありますが、テンポが良く、80ページほどの短編小説で、1日もあれば簡単に読める作品です。
泉鏡花年表
0才|1873年(明治6年)|生誕
石川県金沢市下新町に生まれる。泉鏡花記念館は生家跡に建っている。


18才|1891年(明治24年)|鎌倉へ
この年の7,8月、医学生の友達に伴われて、鎌倉の妙長寺(日蓮宗)で過ごす。
妙長寺


27才|1900年(明治33年)|高野聖発表
この年の2月に、代表作「高野聖」を新小説に発表
32才|1905年(明治38年)|逗子で療養
7月に健康を害して逗子田越に転地し、以降3年間過ごす
岩殿寺、まんだら堂やぐら群
逗子に滞在中、泉鏡花が良く立ち寄ったと言われる逗子にある史跡


大崎公園(泉鏡花文学碑)
泉鏡花先生が、逗子に住み作品中に逗子の様々な土地を紹介していうことで、大崎公園に文学碑が建てられています。


65才|1939年(昭和14年)|死去
9月7日に死去。東京の雑司ヶ谷霊園に埋葬された。


泉鏡花の交友関係
師匠:尾崎紅葉
泉鏡花の5才年上。
10代の頃、尾崎紅葉の本を読んで感動して、尾崎紅葉宅(牛込神楽坂近く)を訪ねて入門を許される。
友人:鏑木清方
鏑木清方(1878-1972)は日本画家。雪の下に鎌倉市鏑木清方記念美術館がある。
著書の装訂(カバーや表紙)、挿絵の大半は鏑木清方。


弟子?:里見弴
里見弴(鎌倉文士)は泉鏡花と家が近く、泉鏡花の指導を受けるようになり、先生と呼ぶように。