目次
(A)ビートルズトレイル コースマップ
JR港南台駅~ビートルズトレイル(A1~G18)~市境広場
距離:約5,950m、
所要時間:約75分、
高低差:約120m(最高160m、最低40m)
お手洗い:あり A1付近
自動販売機:あり JR港南台駅~ビートルズトレイル(A1)間
休憩スペース:あり
ビートルズトレイルは横浜市内にある複数の市民の森を歩く、距離の長いハイキングコースです。
そのため、本ページではビートルズトレイルを3区画に分けて説明します。
・JR港南台駅~ビートルズトレイル始点(A1)
・ビートルズトレイル始点(A1)~大丸山山頂
・大丸山山頂~市境広場(G18)
詳しいハイキングコースマップもWeb上にありますし、コース上にも大きな案内板がありますし、道標もしっかり設置されているので初心者にも安心なコースです。
コース名の由来は?
ちなみに、ビートルズトレイルっていう格好いい名前は、もちろんバンドのビートルズではなくて、「カブトムシ」のビートルのことだと思われます。
ビートル”ズ”と複数なので、カブトムシが沢山生息しているハイキングコースということなのでしょう。でもこういう低山のハイキングは冬場がおすすめなので、カブトムシは居ませんが・・・。
円海山周辺マップ(横浜市)
ちなみに、私が一番最初にビートルズトレイルを歩いた時は、信頼できる横浜市が発行している「円海山周辺マップ」を携帯にダウンロードして、見ながら歩いていました。
ビートルズトレイルは、円海山周辺のハイキングコースの一部という位置付けです。
コースが沢山かつ縦横無尽に走っているので、いきなりハイキングコースへ行ってしまうと、ややこしい道標に混乱してしまうと思います。
まずは、円海山周辺マップをしっかり眺めて、自分の歩くコースを把握してからハイキングに臨みましょう!低山ほど遭難の危険性があるので、都会の中にあるハイキングコースだから大丈夫という油断は禁物です。
JR港南台駅〜ビートルズトレイル入口
距離:約2,300m、
所要時間:約25分、
高低差:約85m(最高125m、最低40m)
お手洗い:あり コンビニ
自動販売機:あり 道路沿いにたくさん
ビートルズトレイルの入口(横浜側)は、山の上の方から始まります。
最寄り駅は「JR港南台駅」ですが、そこから舗装された道を25分ほど歩くことになります。そして後半はなかなかの坂道が続きます。
逆にいうと、トレイル自体はある程度の高度から始まるのでアップダウンは激しくありません。
ハイキングが始まる前に、タウンウォークのような感じが続きますが、頑張って歩きましょう!
JR港南台駅(スタート地点)
JR港南台駅は、JR京浜東北・根岸線にある駅です。
鎌倉市のJR大船駅からは2駅で大体6分くらいで到着します。駅前は大きな百貨店のようなお店とバスロータリーがあり、利用客も多くて賑わっています。
駅を降りてから、まずはどの方面に歩いていくか迷いますが、下記写真のBIRDSと書かれた建物方面を目指して歩きましょう。
進む方角は南です。
大きな片側2車線の道路沿いを約500mほど進むと、これまた大きな環状3号線にぶつかるので左側に左折します。
ここからはしばらく道沿いに約1km弱歩きます。まだ平坦な道です。
下記写真の様に「ひよどり団地入口」交差点が見えてきたら、次は右側へ曲がります。
ここから舗装路の坂道が始まります。
交差点の標高が約70m、ハイキングコースの入口の標高が約130mなので、60mほど登ってきます。
ちなみにJR港南台駅の標高は約45mでした。
途中、横浜方面の景色が一望できる道を歩きながら、最後は道路に円マークが掘られた急坂を登ります。
舗装されている道とはいえ、道幅が細くなり、ハイキングコースの入口が近いことを示唆させてくれますね。
坂道を登りきると、舗装路が終わって眺望の良い場所に到着します。
ここから、ビートルズトレイルがいよいよ始まります!
A1.トレイル入口〜大丸山山頂
ここでは、ビートルズトレイルの始点(A1)地点から、大丸山山頂までのコースをご紹介します。
横浜市が作成している円海山周辺ハイキングマップ(&コース上に設置している案内図)では、ビートルズトレイルはAコースとなっていて、ルート中のポイントをA1、A2と設定してくれていますので、このページでもその番号に準拠していきたいと思います。
距離:約2,450m、
所要時間:約35分、
高低差:約56m(最高158m、最低102m)
お手洗い:あり A1付近
自動販売機:なし
休憩スペース:あり
大丸山山頂は、A10地点からの分岐道の終点に位置します。
つまり、このコースではA1~A10まで、分岐点を中心に画像を交えて紹介します。
A1.ビートルズトレイル入口
JR港南台駅から下道を歩くこと約25分でビートルズトレイルの入口に到着します。
近くにA1と書かれた道標があります。
この時点で標高は約120mほどあり、ここからは上下20mくらいの標高差があるアップダウン道を進みます。
バイクや車が通れないようにしてあるゲートを抜けるとハイキング開始です。
公衆トイレ
ゲートを抜ける直前に公衆トイレが設置されています。
お世辞にも奇麗とは言えませんが、仕えないほど汚い訳でもありません。
ビートルズトレイルのコース上ではこれ以降、鎌倉天園を越えた天園ハイキングコースの公衆トイレまで一か所もありませんので利用価値は高いと思います。
でも、ビートルズトレイルから少し寄り道をした自然観察センターや、氷取水小川アメニティ付近にも公衆トイレがあります。
【分岐】A2.いっしんどう広場
A1ゲートを通過してしばらく直進するとY字分岐が現れます。
一応左へ行くとC氷取沢~いっしんどうルート方面、右へ行くといっしんどう広場方面なのですが、どちらへ進んでも一旦いっしんどう広場(A2)へ着きますので、どっちへ進んでも大丈夫です。
いっしんどう広場は、ハイキングコースが四方に伸びている十字分岐点になっています。(内、ニ方はビートルズトレイル)
広いスペースに休憩ベンチも設置、道標や案内板もありますので、落ち着いてどちらへ進むのか判断しましょう。
ビートルズトレイル以外へ進む道は、E:瀬上市民の森コース、C:氷取沢~いっしんどうコースの2つ。
E瀬上市民の森コースはココから谷底へ下るルートで、ビートルズトレイルA1手前へ戻って合流することになります。
C氷取沢~いっしんどうコースは、途中でB氷取沢市民の森ルートへ移動することで、ビートルズトレイルA4へ進んで合流することも可能です。公衆トイレの周辺も通れます。
鎌倉天園へ到着する時間はかかってしまいますが、どの道もしっかり整備されて安心ですし雰囲気も異なります。ビートルズトレイルとは違うルートを楽しめる点では行く価値ありです。
【分岐】A4.B氷取沢市民の森方面分岐
A3地点は本来、E瀬上市民の森方面へ抜ける分岐道があるのですが現在は通行止めになっています。
A3地点を過ぎると、A4地点は目の前です。
広場の名称はありませんが、広いスペースになっています。
(A)ビートルズトレイルを進むにはそのまま直進。
スペースの奥には、B氷取沢市民の森へ向かう下り道があります。さきほどのA2いっしんどう広場から、C氷取沢~いっしんどうコースを経由してこちらに合流することが可能です。
【分岐】A6&A7.馬頭の丘休憩所方面分岐
途中にあるA5地点は本来、E瀬上市民の森方面への分岐道があるのですが現在は通行止め(2024年3月現在)
さらに進むと、A6分岐、そしてすぐにA7分岐に到着します。
A6、A7分岐は共にD光明寺~梅沢山ルートへ合流する分岐道です。
どちらから向かおうとも、D7地点の「梅沢山休憩所」に一旦合流します。
ちなみに梅沢山は「ばいたくさん」と読みます。
【分岐】A9.金沢市民の森方面 分岐
途中にあるA8地点には分岐道はなく、道標のみ設置されています。
たぶんA7~A9地点までの距離がそれなりにあるため、ハイカーを安心させる目的でA8地点を設定したと想像します。この辺が円海山周辺ハイキングコースの優しい所ですね。
さてA9地点では、またまた別コースへの分岐点となっています。
ハイキング道を直進してしまうと、H金沢市民の森ルートへ行ってしまいます。
階段なども多いアップダウンの激しいコースですが、ビートルズトレイルの迂回路のような道で、最終的には大丸山山頂で合流することになります。
また、途中で六国峠ハイキングコースへ移動して、京急金沢文庫駅方面へ抜けることができる便利な道です。知っておくとハイキングがより楽しくなるかもです。
A10.大丸山山頂下
A9~A10間は結構長い距離なので、途中に下記のような道標が設置されています。
草に覆われて見づらい(汗)A10の道標が設定されています。
こちらはハイキング分岐道では無くて、庄戸住宅へ階段を使ってそのままタウン道となります
そして、少し進むと、大丸山山頂への分岐道が現れます。こちらもA10地点です。
大丸山山頂から、金沢市民の森ルート(H)へ抜けれるので、イメージからの青が使われていますね。
ここから大丸山へは全て階段です。余裕で100段以上あります。
折角登っても、鎌倉天園へ行くためにはまた降りてこないといけないのですが、大丸山山頂からの眺望はすこぶる良いので此処まで来たなら是非立ち寄りたい場所の一つです。
大丸山山頂(横浜市最高峰)
標高約105mから、山頂の156.8mまでの約50mを一気に階段で登って来たご褒美が東京湾方面の絶景です。
山頂は広く、ベンチも多く設置されていて、土日祝日は沢山のハイカーさんがここで軽食をとったり休憩したりしています。大丸山の棒標も撮影スポットですね!
そして、山頂にある道標には、左側がビートルズトレイルの黄緑色(A10)、右側に金沢市民の森ルートの水色(H5)が表示されています。
忘れずに見ておきたいコース上の注目ポイント
ビートルズトレイルのコース上には、何ヶ所か蘊蓄的な読み物系の説明板が設置しています。
ただ歩くのも良いですけど、ビートルズトレイルの歴史や自然について、軽く知りながら歩くとまた新たな発見があるかもしれません。
鉄の道 説明板
ビートルズトレイルのA4~A5地点、山側に設置されている説明板です。
昔は武蔵国と相模国の国境だったとは。武蔵国ってかなり横浜側まで浸食してきてたんですね。
また、道ばたには石仏たちがあります。と書かれてますが、見つからないけどなぁ・・・。
かながわの美林50選
神奈川県内の美しいとされる林。推薦を受けて決定した50か所の一つがココだそうです。
他にも、鶴岡八幡宮の森(鎌倉はココだけ)、江ノ島の森、湘南海岸のマツ林とかが選ばれています。
ベンチ上の説明
ビートルズトレイルのコース上にはベンチが何ヶ所か設置されていますが、所々にうんちく説明が掲載されています。
下記写真はタイワンリスっていう外来種の小動物ですが、どちらかというと植物系(木の名前)の説明板が多いような気がします。
大丸山山頂〜市境広場(H18)
ここからは、ビートルズトレイルの後半ルート(勝手に区切っています・・)をご紹介します。
途中から、六国峠ハイキングコースへ移行して市境広場着となります。
距離:約1,220m、
所要時間:約15分、
高低差:約35m(最高157m、最低122m)
お手洗い:なし
自動販売機:なし
休憩スペース:あり
後半ルートは寄り道をしなければ、アップダウンも少ないとてもシンプルはハイキングコースが続きます。
分岐点から行けるコースは、横浜自然観察の森へ向かう道で、ここを起点にするコナラの道の標識がコース上に現れます。
まずは、大丸山山頂からビートルズトレイルの本道に戻るために長い階段を下ります。
大丸山山頂から下りてくるとA10地点(上記に記載)です。
道標を見て、A11方面へ向かいましょう。A10~A11間は、分岐なしの約5分程度のハイキングコースになっています。
【分岐】A11.横浜自然観察の森 方面分岐(ビートルズトレイル)
今回のコースでは、A11が重要地点です。
このA11からは、ビートルズトレイル自体が2つに分かれます。
A12方面 自然観察センター
G16方面 六国峠ハイキングコース・市境広場
市境広場へ行くには、G16とビートルズトレイル(A)とは違うアルファベット記号へ進むので違和感がありますが、心配せずに進みましょう。
また、A12方面へ行ってしまっても、そこからG17へ合流することが可能です。
自然観察センターは(下記で紹介します)、とてもきれいな施設があるので、立ち寄り地点には便利です。
またA11地点は、自然観察センターを起点とするコナラの道と重なります。
コナラの道の数字が増えていけば市境広場へ(コナラ11⇒コナラ18)、数字が減っていけば自然観察センター(コナラ11⇒コナラ0)へ向かっています。
関谷奥見晴台分岐
A11地点からG16地点へ向かって歩いて行くと、途中に関谷奥見晴台への分岐点が現れます。(コナラの道12地点)
あまり眺望も良くなく、六国峠ハイキングコースとのややこしい接続点にもなっています。道を間違えると市境広場では無くて、京急金沢文庫駅に向かってしまう可能性もあるので、スルーしても良いと思います。
【分岐】G16.六国峠ハイキングコース合流地点
関谷奥見晴台をスルーして直進するとG16地点に到着します(コナラの道13地点)
ココは「G」表記ということで、六国峠ハイキングコースになります。
鎌倉天園・市境広場へ向かう道と、金沢自然公園・金沢文庫へ向かう道の分岐点です。
間違えると大変なので、道標をしっかり確認して進みましょう。
【分岐】G17.自然観察センター合流地点
G16地点から少し長めのハイキング道を歩いて行くとG17地点へ到着します。
ココの分岐からは、自然観察センターへ向かうことが可能です。
自然観察センターには公衆トイレをはじめ、自動販売機や休憩スペースがあり、約200m、高低差30mくらい下れば到着するので必要に応じて活用してみてください。
G18.市境広場
ビートルズトレイルの始点(A1)から歩いてきた円海山周辺ハイキングコースも、G18市境広場で終わりになります。G17地点からはあっと言う間に到着します。
しかし、市境広場は山の中です。下界に戻るには来た道を戻るか、市境広場~鎌倉天園コースをあと25分ほど歩かなければいけません。
コナラの道
コナラの道は横浜自然観察の森に造られたトレイルに設定されたルートです。
ネイチャートレイルの一つで、他にミズキの道、タンポポの道、ウグイスの道の3コースがあります。
コナラの道は、ビートルズトレイル(A)、六国峠ハイキングコース(G)と重なります。
A11地点からはG16地点の六国峠ハイキングコースに移ったりと少しややこしいので、コナラの道の数字を利用して(A11⇒A18)進むのも良いかもしれせん。
ちなみに、今回のルートだとコナラの道以外は登場しません。
コナラの道は長くても200m以上の間隔は空かずに次のナンバリング道標が出てくるので、これまた安心です。
横浜自然観察センター
ビートルズトレイルのA11分岐から横浜自然観察センター方面へ下ることができます。
奇麗な展示・休憩施設、自動販売機、公衆トイレなどがあり、横浜霊園バス停からエスケープすることも可能です。また、G17地点へ合流することも出来て、引き続き鎌倉天園へ目指す道へ戻れます。
ビートルズトレイルのバイパス道として知っておくとかなり便利かと思います。
公衆トイレ
ちなみに、横浜自然観察センターは朝9時からの開館で、閉館時に館内のお手洗いは利用できませんが、近くに公衆トイレがありそちらは24時間利用可能です。そしてとっても奇麗です。
説明板やスポット
ヘイケボタルの湿地と、その施設についての内容やヘイケボタルの一生などの説明
様々な説明板が設置されています。