新九郎奔る!|若き北条早雲の視点から応仁の乱を理解するコミック漫画

新九郎奔る!|若き北条早雲の視点から応仁の乱を理解するコミック漫画

2020-01-28

あまり漫画とか読まないんですけど、最近は歴史を理解するうえで有効だなと思って来たので歴史漫画を読むようになってきましたよ。

漫画「新九郎奔る!」

この漫画を見つけたきっかけがなんだったか忘れましたが、本屋さんで見つけて気になってたんですよねー。

奔る!は、はしる!って読むんですよ。走ると同じ意味ね。

主人公は「北条早雲」

タイトルだけ見ると、普通の創作漫画だと思うじゃないですか。
でも、帯に「北条早雲」の物語。って書いてるんですよね。

これは鎌倉人として読んでおかないと!と思ったんです。
そこで駆け込んだのがインターネットカフェ。

「新九郎奔る!」を試し読みしてたんですけど、自分はじっくり漫画を読む方で、1時間ちょい経過しても一冊の2/3をなんとか読んだ状況。

インターネットカフェの料金は650円
それに対して、マンガ一冊630円+税

買った方が良かったよね(汗)この手の本は時間が経っても何回も読めるしさ。

で、ラッキーなことに、この漫画始まったばかりで単行本でも3巻までしか発行されてません。
こち亀みたいに何百巻もあったら大変ですから・・・。

あの「応仁の乱」から話が始まる

大河ドラマと同じで、ある人物を主人公にすると小さいころから話進めますよね!
新九郎奔る!も北条早雲が11歳の頃から始まるんです。

北条早雲は伊勢宗瑞(いせそうずい)と伊勢姓だったことは知ってるんですけど、応仁の乱で影の実力者と言われた伊勢家と繋がりがあったんですね。

まあそんな感じで、応仁の乱で名前が挙がる著名人が出まくります。

・足利義政
・細川勝元
・山名宗全
・畠山義就
・朝倉考景
・大内正弘
・日野勝光
・伊勢貞親

細川勝元邸

でも、文字だけじゃなくて、絵もあるし、徐々に登場してくるので、分かりやすいんですよー。今まで、ムック本とか読んでも理解に苦しむ応仁の乱が頭に入ってきてビックリですよ。

関東の話も出てくる

なんだ、京の話が中心か。
と思ったらそうでもないんですよ。ちょくちょく関東管領や古河公方、堀越公方なども登場します。

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永享の乱とか享徳の乱とか。
これまた、応仁の乱より意味が分からない関東の戦乱ですよね・・・。

これが何となく分かるようになるんですよー。マンガって凄いですねー。

なんせ、「新九郎奔る!」の一番最初が、北条早雲が足利茶々丸をやっつけにくる場面。
前半は関西だけど、後半は関東がメインになりそうです。

伝堀越御所跡

随分先になりそうだけど・・・。

歴史の空白知識を埋める

多くの方は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の戦国時代が好きだけど、その時代に突入した背景とかってあまり知らないですよね。

自分は鎌倉人なので、平安時代後半~鎌倉時代~室町幕府前半は、吾妻鏡とか太平記とかで馴染みはあるんですが、 室町時代って知識の空白地帯なんですよね。

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でも、それを「新九郎奔る!」と、おススメのムック本2冊でようやく埋めれそうです。

おまけ

ちなみに、新九郎奔る!の作者は「ゆうきまさみ」さん。
読んだことは無いけど、名前は聞いたことある「機動警察パトレイバー」を書いた方ですね。

ジャンル全然違いそうだけど・・・。

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