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国土地理院地図
国土交通省の国土地理院が整備した地図。
最近はスマホ等でgooglemapとかよく見ますけど、国土地理院の地図は公的で安心感があります。
※国土地理院の地図トップページはコチラ
地図記号(国土地理院が定める)
2万5千分の1地形図の地図記号、全部で134種類あるということですが、実際にイメージが沸くように地図記号(中でも分かりにくい物)の場所に行き、その風景を写真に撮ってみました。
※国土地理院の地図記号(PDF)はコチラから
では、国土地理院の地図をスマホに入れて、外に出て歩いてみましょう!
基準点
三角点
どうやって測量するのか分かりませんが、正確な位置を求める為に設置した位置の基準点だそう。
1等~4等まであって、徐々に細かく、数が多く。
鎌倉市には1、2等の三角点はなく、3等が8か所くらいありそうです。
<参考> 基準点成果等閲覧サービス(国土地理院)
道路
自動車が通る大きな道路から、人が歩く遊歩道や庭園路、石段まで。
高速道路(緑)や国道(赤)、都道府県道(黄)では色も付いています。
2車線と軽車道
2車線道路と軽車道(1~3m)の違いを写真におさめました。
2車線道路には、歩道がありと歩道なしがありますが、同じような記号で良く分かりません(汗)
鎌倉のような山がちで平地が少ない場所では、軽車道が比較的多いです。
写真で見たら結構細いですね。
建物
建物の下記の構造物と同じですが、こちらは人が入るような箱型の建物を表します。
市役所、交番、病院、郵便局、老人ホーム、神社・寺院、普通建物など。
無壁舎
名前の通り、側壁の無い建物の事。枠が点線です。枠が線なら堅ろう建物。
市場、立体駐車場、動物園の檻とか、それほど多く無いので地図で見つけたら嬉しくなりますね!
構造物
人が出入りするような建物とは違い、シンボル的な建物。
記念碑、灯台、発電所、ダム、煙突、防波堤など。
発電所等
発電所等は、変電所も含みます。鎌倉市にも数か所ありますね。
発電所からは送電線が出ていることも多く、送電線がどこへ向かっているのが追うのも楽しいです。
発電所等の記号は、発電機を歯車と電気回路の形で記号にしたといわれています。
灯台
灯台は、原則としてすべて表示するようです。船乗りさんにはとっても重要な構造物なんですね。
灯台というと人が入れるような大きなモノを想像しがちですが、鎌倉市腰越にあるような小さな灯台もあります。
この記号は、灯台(光源)を上から見た形と四方八方に光が出ている様子からできています。
記念碑
記念碑は石碑だけでなく観音像のような立像にも適用されるようです。
鎌倉市には旧跡案内石碑というのが約80か所設置されていますが、それ以外の戦没者慰霊碑なんかも記念碑に含まれます。
自然災害伝承碑
記念碑の中でも自然災害に特化した構造物。
過去の自然災害の被害状況が記載されています。鎌倉の場合は地形の関係から、土砂崩れ、海難・津波被害なんかの伝承碑がありそうです。
電波塔
テレビ、ラジオ、無線通信などの送受信を目的に作られたものの中から、主なものを表示しているそう。
鎌倉山の近くにあった電波塔は携帯電話の基地局的な感じでした。
植生
植物の種類によって記号が設定されています。
田、畑、広葉樹林、針葉樹林、荒地、竹林など、実際に見た方が分かりやすいですね。
畑
鎌倉で畑と言えば鎌倉野菜。
栽培している場所の多くが鎌倉市関谷と手広とのことで、その辺には畑マークが見られました。
陸稲(りくとう、おかぼ)、野菜、芝、パイナップル、牧草などを栽培している土地だそう
荒地
雑草などが生えている場所を表示、雑草が生えた湿地や沼地なども含むそうです。
名前から荒れている土地(放置された土地)のようなイメージを受けますが、実際にその場に行くとそうとは言い切れないようですね。
竹林
鎌倉市内では珍しい「竹林」記号が鎌倉山にありました。
竹が隙間なく生えている場所ですが、かぐや姫のような竹以外の細い矢竹も含まれるのには注意が必要かも。
特定地域
構造物でもなく植生でもない、それ以外の記号です。
墓地、温泉、城跡、史跡・名勝・天然記念物、港湾など。鎌倉市は史跡が多いのでこのマークが多いです。