石切り場跡(衣張山)
衣張山山頂の手前下にある「石切り場跡(石切場跡)」
誰が付けたか分かりませんが小さな表札みたいなものがポツンと設置してあります。
鎌倉と言えば、加工しやすい「鎌倉石」が有名なのでその採掘場と思われます。
入口からは、方形の石をカットしたと思われる場所も見られます。
江戸時代に江戸城などの建築の為に切り取り、江戸へ運んだ可能性もありそうです(下記参照のこと)
中に入ることは出来ますが、なかなか広いです。
20mくらいは奥に進むことが出来ますが、当然、真っ暗です。
石切り場跡のお薦めタイミング
携帯電話のライトは、無いよりマシですけど、殆ど役に立ちません。
入口から差し込む陽光だけが頼りになるので、日中以外に行くと懐中電灯が必要でしょう。
薄気味悪いですけど「やぐら(墓)では無いから大丈夫」と自分を信じ込ませて(苦笑)
お薦めのタイミングは午後(正午付近)。
石切り場跡の入口が「南側」を向いているので、早朝や日暮れ近くになると、石切り場の中まで日光が届かないからです。
石切り場跡へのアクセス
衣張山ハイキングコースの途中にあります。
ドンドン登って行くと、下記のような2体一緒に掘られた石像と巨岩の場所があり、そこを過ぎると道が二手に分かれます。(ちょっと分かりにくいです)
右コース(階段)が衣張山山頂への直進ルート、左コース(写真では真っすぐ)が石切り場跡への立ち寄りルートです。
石切り場跡を過ぎると、衣張山山頂への直進ルートと合流します。
石切り場跡ゆかりの地
今朝の朝活は江戸東京から
— kago@鎌倉暮らし (@KagolaboJp) September 27, 2021
鎌倉橋って言う地名を見つけたから行ってみたら、江戸城とか作るため鎌倉から運んだ石材を陸揚げしたのが由来とか😳
めっちゃオモロいやん。
衣張山にある石切場関係ありそう。#朝活 #東京 #鎌倉橋 #江戸 pic.twitter.com/rlOQnlBb7d
鎌倉河岸跡(千代田区)
東京都千代田区内神田1丁目には、江戸城の外堀に掛かっている「鎌倉橋」というのがあります。
その鎌倉橋周辺は江戸時代から「鎌倉河岸」と呼ばれていて、徳川家康が江戸に入府した際、鎌倉(今の鎌倉市)から石材を運び込み、この河岸に陸揚げしたのが名前の由来。と説明板に書いています。
神田鎌倉町
そして隣接するところには鎌倉町と名付けられました。
鎌倉町に関する説明板が、今の千代田合同庁舎に道路沿いに設置されていて、こちらには
「この付近の河岸には多くの木材石材が相模国から運び込まれ、鎌倉から来た材木商たちが築城に使う建築部材を取り仕切っていました」と。
鎌倉石も、(きっと材木座で働いていた)鎌倉民もこの辺で頑張っていたんでしょうね。