義仲寺(ぎちゅうじ)
昔は、粟津ヶ原といった琵琶湖に面した景勝地にある、木曽義仲公のご墓所。
義仲寺の概要
木曽義仲が討ち死にした後、美しい尼僧(義仲公の側室巴御前)が木曽義仲公のご墓所のほとりに草庵を結び、日々の供養を行っていた。
尼の没後には、巴寺、木曽塚、木曽寺、義仲寺と呼ばれていた。鎌倉時代後期の頃。
江戸時代の俳人「松尾芭蕉」は木曽義仲の生き様に惚れ、遺骨を木曽塚に送る様に遺言をした。

義仲寺の場所、開門時間など
義仲寺は大津市馬場一丁目にあります。
京阪膳所(ぜぜ)駅、JR膳所から、歩いて300m、約10分ほど歩けば到着します。
お寺の周りは住宅地です。
拝観時間 9:00~17:00、冬季11~2月は~16:00まで
閉門日 毎週月曜日、祝日及び、4,5,9,10,11月は開門
拝観料は300円です。駐車場はありません(近隣パーキング利用のこと)

木曽義仲
1154-1184
木曽義仲は源義賢の次男。保元の乱で父が敗れた影響で信濃国木曽で育つ。
鎌倉殿(源頼朝)の命を受けて、上洛した源範頼、源義経の軍勢と戦い、この地で討ちにしました。(享年31才)
義仲寺境内
義仲公墓(木曽塚)
この地で源範頼、義経の軍勢と戦い討ち死にした木曽義仲公の墓所(享年31歳)
毎年1月の第三土曜日は、義仲公の忌日「義仲忌」が営まれます。


朝日堂
朝日堂は義仲寺の本堂。
義仲公、義高公父子の木像が厨子に納められている。また、義仲公、今井兼平、松尾芭蕉など三十一柱の位牌を安置している。

巴塚
巴御前は木曽義仲の側室・妾とも。武勇に優れた美女で義仲を助けた。
義仲寺には巴御前の塚もあります。
しばらくこの地で義仲を菩提を弔ってから、どこともなく立ち去り、信州木曽で90歳の生涯を閉じたという。


山吹塚
木曽義仲公の側女だった山吹御前の塚。
JR大津駅前から、昭和48年に移設されてきました。


巴地蔵堂
山門前右手に地蔵堂があります。巴御前を追福するもの。


木曽八幡社
義仲寺の鎮守として、古くから境内に鎮座している。