北野神社(山崎)|鎌倉市山崎にある天神山に鎮座する神社、別名は山崎八雲神社とも

北野神社(山崎)|鎌倉市山崎にある天神山に鎮座する神社、別名は山崎八雲神社とも

北野神社(山崎)

北野神社は鎌倉市山崎の鎮守社です。

ご祭神:菅原道真・素戔嗚尊

ご祭神と神社の名前から、京都の北野天満宮、祇園社(八坂神社)との関係がありそうです。

北野神社(山崎)の創建について

室町時代の暦応年間(1338~1342)年、夢窓疎石(国師)が京都の北野天満宮を勧請したとされます。

また、相殿に素戔嗚尊を祀ります。これは、
17世紀に岩瀬の五所明神に祀られていた牛頭天王が合祀されたと「新編相模国風土記」に記されています。

この事より、北野神社は山崎八雲神社と言ったりもします。

北野神社(山崎)の場所

北野神社は「天神山」と呼ばれる、小高い山の山頂付近に本殿が、麓に参道があります。
昼までもちょっと薄暗い山の中、200段以上の階段を登ります。

石段を登り山頂までくると、そこにあるのは鎌倉では珍しい両部鳥居。厳島神社が有名です。

北野神社(山崎)の境内について

山崎八雲神社の神輿

以前は山崎北野神社拝殿に牛頭天王を祀った神輿がありましたが、今は山崎集会所に移されています。
7月下旬の休日に行われる八雲神社(山ノ内)の祭礼では、の神輿が山崎集会所から出発し、山ノ内まで練り歩きます。

宝篋印塔(市指定有形文化財)

1405(応永12)年に造られた、市指定文化財の「宝篋印塔」が建っています。
四方に、薬師如来・釈迦如来・阿弥陀如来・弥勒菩薩が彫られています。

宝篋印塔

神明宮跡地

宝篋印塔の後ろには、石造の小さな祠が2基並んでいます。
「もろん台(ものみ台)」の神明宮(元々、北野天神社の末社)を移したものだそうです。

神明社跡?

7月中旬 八雲神社(山ノ内)例祭

八雲神社(山ノ内)の例祭に合わせて、山崎八雲神社も祭礼。
天王屋敷にて、2社の神輿が並ぶ出合神事が行われます。

八雲神社(山ノ内)|鎌倉にある八雲神社の一つ、境内裏には鎌倉最大最古の庚申塔が
八雲神社(山ノ内) 鎌倉市山ノ内(JR北鎌倉周辺)にある、八雲神社は山ノ内地区の鎮守。以前は牛頭天王社と言われていたそう。 神社の由緒などが書かれた説明板はあり…
1192-diary.com

また、神輿は山崎地区を廻ります。

9月25日 北野神社例祭 

9月4日は京都の北野天満宮で例祭(北野際)が行われます。
※北野天満宮で最も大切な祭典。

同じ9月に、この山崎北野神社でも例祭が行われるようです。

鎌倉散策に役立つ本

PAGE TOP