鎌倉検定の公式テキストブックを参考に、鎌倉の神社仏閣へお花めぐりに行ってます。
今回は6月に見られる「ケイワタバコ」を見に行ってきました。
目次
ケイワタバコ(毛岩煙草|6月上旬~中旬)
イワタバコ科イワタバコ属
イワタバコは日当たりの悪い岩崖に生える草。鎌倉のお得意地形ですね。
岩場に生えるために、根が生育しにくく、繁殖力が弱い植物なんだとか。
花の名前になぜタバコ(煙草)って付くの?と思ってましたけど、葉っぱがタバコの葉に似てるから呼ばれるようになったとか。タバコの葉って見たことないんですけど・・・。
そして、ケイワタバコとイワタバコ。厳密には違うみたいですけど、性質は変わらないって書いてあったので、このページは一緒に書いてます(汗)
イワタバコ : 葉の裏面脈状に毛がない、花期が7~8月
ケイワタバコ : 葉の裏面脈状に毛がある、花期が6~7月
と言うわけで、鎌倉でこの時期に見られる紫色の小さくてかわいい花は、花期からみて「ケイワタバコ」と思っていいよね?
鎌倉検定本には、東慶寺、浄智寺、朝夷奈切通、仮粧坂が掲載されています。
北鎌倉エリア
金宝山 浄智寺
浄智寺さんのケイワタバコは、やぐら群がある場所付近の岩陰に咲いているのが目立ちますね。紫色ってめずらしいですし、結構群生してますから、見つけるのはたやすいと思います。
ケイワタバコと同じように小さくて可憐な花に「ユキノシタ」っていう花がありますけど、浄智寺さんはケイワタバコが咲いている場所の近くにユキノシタも咲いているので一石二鳥です(笑)
松岡山 東慶寺
境内から奥の墓地へ向かう道の途中、右側の崖に沢山のケイワタバコが咲いていました。
なお、東慶寺さんは2022年6月8日~境内の写真撮影が禁止になりました。
巨福山 建長寺
建長寺境内にも至るとこにケイワタバコが咲いています。
半僧坊に向かう途中にある塔頭「正続院」正面の岩崖、または、半僧坊に向かう石段のあちらこちらに特に良く見られますね。
福源山 明月院
明月院の開山堂ややぐらがある付近の岩場に咲いています。
総門~山門の紫陽花ロードとは違うところなので、混雑時でも比較的落ち着いてみられるかも。
瑞鹿山 円覚寺
塔頭「黄梅院」へ向かって伸びる道に咲いています。
下記の写真は、仏殿と大方丈の間くらいの場所です。ここが一番群生していたような感じですね。
亀ヶ谷坂
紫陽花シーズン(6月上~中旬)の亀ヶ谷坂には、紫陽花、ユキノシタ、そしてケイワタバコが咲いて賑やかな切通しになります。どちらも、山ノ内側の坂に咲きます。
明月院通り
明月院通り沿いに流れる小川「明月川」の壁側にケイワタバコが咲いています。
明月川が邪魔して、近くで見れませんが・・・。
扇ガ谷・小町エリア
仮粧坂
鎌倉検定本に掲載していたので、探しに行きましたが見つからず・・・。
ケイワタコバって小さいけど、紫色で目立つので見逃すことは無いと思うんですけど、ちょっと遅かった?
金沢街道エリア
宅間ヶ谷
宅間が谷の場所は、鎌倉市浄明寺にある竹寺報国寺から旧華頂宮邸へ続く道をさらに山側へ入った場所。
三方を山に囲まれてきますが、奥の山道を少し登れば、浄明寺緑地へ抜けることができます。
ここにはケイワタバコが結構咲いています。