朱垂木やぐら(しゅだるきやぐら)
今回は西御門の山奥にある「朱垂木やぐら」に行ってきました。
鎌倉には、朱垂木やぐらとか百八やぐらとか、名前の付いているやぐらが結構あって、頭を整理させるためにも実際にその場に行くことは大切なことなんですよね。
朱垂木やぐらへのアクセス
メジャーな史跡ではないので簡単に安全に行ける場所ではありません。
西御門住宅地の上部から天園ハイキングコースまで、地元の人しか通らないような山道が通っていますが、その途中に存在します。
どちらかと言うと、天園ハイキングコース上にある分岐からその山道を降りて行った方が近いです。100mほど下った場所にあります。
天園ハイキングコースの建長寺と今泉台分岐の間に、上記のような石標があります。
そのから獣道のような分岐があります。夏場は草木が生い茂るので、冬場に行くのが良いですね。
朱垂木やぐらについて
朱垂木やぐらは、その名の通り「朱」色の「垂木」模様が書かれた「やぐら」なのですが、実際にモノを見ないとピンときません。
やぐらの上部に、赤い(朱色)の縦線が何本も描かれています。
垂木(たるき)とは
棟木(屋根のてっぺんを貫いている柱)から軒へと一定方向に打ち付けた角材のこと。
鶴岡八幡宮の上宮も垂木がいっぱい出てますね。
鎌倉検定の公式ガイドブックには、詳しい内容が書かれています。
西御門の山奥、百八やぐらに連なる西方のやぐら群の中の一窟。
鎌倉検定 公式テキストブック
天園ハイキングコースの途中にある十王岩の南西の山腹には約五十のやぐら群が散在するが、その中のほぼ中央にある