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宇佐美祐茂（うさみすけもち）
伊豆国宇佐美荘を拠点として武士。宇佐美氏の祖。
工藤祐経の弟。父の工藤祐継から宇佐見荘を継承して宇佐美を名乗る。
吾妻鏡等では、宇佐美三郎、宇佐美助茂と書かれることも。
宇佐美祐茂の簡易年表
| 時期 | 年齢 | 出来事 |
|---|---|---|
| 誕生不詳 | 0 | 誕生（父：工藤祐継） |
| 治承４（1180）年 | 頼朝の挙兵に従軍 | |
吾妻鏡より
頼朝から期待された一人
治承４（1180）年 8月6日
山木兼隆攻めの日時を17日と決めた後、宇佐美三郎助茂が、人気のない部屋に呼ばれ「ただお前だけが頼りだ」と丁寧な言葉をかけたので、自分だけが期待されてると喜んだ。
しかし、他にも、工藤茂光、土肥実平、岡崎義実、天野遠景、佐々木盛綱、加藤景廉なども同じだった。。。
土肥郷に向けて出発
治承4（1180）年 8月20日
三浦一族の合流が遅れているが、まず伊豆・相模両国の御家人だけで伊豆国を出て相模国土肥郷に向けて出発した。以下の武士が付き従った。
宇佐美三郎助茂 宇佐美平太政光 同平次実政 大見平次家秀 （他かなり省略）
宇佐美祐茂周辺の系図
工藤祐隆＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝後妻
｜ ｜
伊東祐家 連れ子
｜ ｜
伊東祐親 工藤祐継
├－－－－－－┬－－－－－－┬ ├－－－－－－－┬
河津祐泰 伊東祐清 八重姫 工藤祐経 宇佐美祐茂
├－－－－－－┐ ｜
曽我祐成 曽我時致 工藤祐時
[日向伊東氏]
頼朝の家子に「宇佐美実政」という人物がいます。
こちらは伊豆国大見荘の住人で、大見平次と称するため、平家の流れと思われます。
宇佐美氏の祐茂とは関係なさそうではありますが、継続調査します。
宇佐美祐茂ゆかりの地
伊東市宇佐美
宇佐美は伊東氏の大字。JR伊東線「宇佐美」駅がある。
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