日蓮聖人辻説法|鎌倉時代のメインストリート小町大路、日蓮宗の布教スタート地(石碑を読む)

日蓮聖人辻説法|鎌倉時代のメインストリート小町大路、日蓮宗の布教スタート地(石碑を読む)

2020-07-29

今回は日蓮関連の石碑の中でも「辻説法」の石碑を読んでみました。
日蓮についてのことより、この場所が当時、人通りも多くて栄えていたことが分かって楽しいですね。

今は、ひっそりとした住宅街なんですけど・・・。

日蓮聖人辻説法之阯

日蓮上人辻説法跡

「日蓮聖人辻説法之阯」石碑の場所

石碑に書かれている文字は?

此邊ハ往時ニ於ケル屋敷町ト商家町トノ境ヲナス地点ニ位シ幕府ニ近キコトトテ殷賑ヲ極メシ所ナリ
建長五年五月日蓮聖人房州ヨリ鎌倉ニ来リ松葉ケ谷ニ草庵ヲ結ビ日ニ日ニ此邉リノ路傍ニ立チ弘通ノ為民衆ニ獅子吼ケシ阯ナリトテ世ニ辻説法ノ旧蹟ト傳ヘラル

昭和十一年三月建 鎌倉町青年團

この辺は、当時の武家屋敷町と商業の町との境で、幕府にも近いことから極めて賑わっていた場所である。
1253年(建長5年)5月、日蓮は安房国から鎌倉に来て、松葉が谷に小さな建物を造り、毎日毎日この辺の道端に立って、布教ために民衆に向かって、大演説を続けた場所であり、後世に辻説法の跡と伝えられる

昭和11年3月建 鎌倉町青年団

※間違っていたらごめんなさい。

事前知識(漢字・用語編)

殷賑:インシン|非常に賑やかで活気に満ちていること
房州:ぼうしゅう|安房国の別称
弘通:ぐずう|仏法がひろまること
:現在の「対」|むかう、相手と向かい合う、見合う
獅子吼:ししく|大いに雄弁を振るうこと。大演説
:現在の「続」

事前知識(歴史編)

建長五年

1253年。けんちょう。1249-1256年。後深草天皇、藤原頼嗣、宗尊親王(将軍)、北条時頼(執権)の時代

松葉ヶ谷

鎌倉市にある谷戸(ヤト)と言われる谷の一つ。
日蓮が最初に草庵を結んだ地として、谷戸の中でも有名場所です。

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