神武寺・鷹取山ハイキングコース|コース上の見どころ・分岐点・公衆トイレ等を徹底解説

神武寺・鷹取山ハイキングコース|コース上の見どころ・分岐点・公衆トイレ等を徹底解説

2023-05-14

※2023年3月時点で、神武寺裏参道ルートが通行止め(落石・倒木の為)になっています。

神武寺・鷹取山ハイキングコース(全体マップ)

GPSデータを取りながら実際歩いた軌跡をgoogleマップに掲載しています。

※逗子市では、このコースの一部を「沼間・池子回廊」と名付けています。

神武寺-表参道経由

神武寺表参道の概要&見どころ

神武寺表参道コース:距離約910m、所要時間約20分 石段が多いが歩きやすい道
 JR東逗子駅~表参道~神武寺

神武寺

医王山神武寺。神亀元(724)年に聖武天皇の名を受けた行基が、この地に十一面観音と釈迦・薬師如来を祀ったことが始まりです。

鎌倉時代には、北条政子の安産祈願に際して神馬を奉納したり、3代将軍「源実朝」が参詣したと、吾妻鏡に記載があります。今は天台宗の寺院となっています。

山岳信仰の霊場で、沼間の山稜に位置し、表参道・裏参道・沼間参道と複数の参道(しかし登り坂)で、この場所に来ることができます。神秘的な所です。

早朝は、神武寺前の広いスペースで、ご年配の方々がラジオ体操をやっています。毎朝ここまで登ってくるとか元気ですね!

ラジオ体操やっている広場

公衆トイレ情報

お手洗いですが、JR東逗子前、神武寺山門前に公衆トイレがあります。
神武寺山門の方は、外見はボロボロですが、設備はしっかり掃除されてて奇麗です。でも和式です。

神武寺表参道の入口・分岐点

JR東逗子(&山麓)側

JR東逗子駅を出て、北へ250mほど2車線道路を進むと、右側に表参道入口が出てきます。
案内板もありますし、分かり易い入口です。

神武寺(&山頂)側

表参道入口を入れば、アスファルト道から不整地道になり、霊場のような雰囲気の石段を登りそのまま進むと神武寺に到着します。

神武寺手前に、まずこんぴら山やぐらの入口が左手に、そしてすぐ先では、裏参道が左側から合流してきます。

こんぴら山やぐら-沼間参道経由

こんぴら山やぐら 沼間参道の概要&見どころ

沼間参道経由こんぴら山やぐらコース:距離約2km、所要時間約25分 石段が多いが歩きやすい道
 JR東逗子駅~光照寺~法性寺~沼間参道~こんぴら山やぐら

神武寺へ向かう参道の一つ「沼間参道」は唯一のアスファルト道で神武寺のすぐ下まで車で行くことが可能です。

(ただし、沼間参道の入口には「この先道路は神武寺参道に付き関係者以外の車は、通行出来ません」と書いています。参拝者は?)

沼間参道の入口まではJR東逗子駅から東方面に約600m、法性寺の手前の分岐を北側に400m進んだ場所にあります。こんぴら山やぐらは、神武寺の裏参道と表参道が合流する付近。

分かりにくいですが、こんぴら山やぐらの道標が建っています。

こんぴら山やぐら

神武寺の山門から少しだけ山の中に入った場所にあるやぐら。
鎌倉時代後期から室町時代にかけて作られてた(とされる)典型的な山のやぐらだそうです。

第二次世界大戦では、こんぴら山が軍用地として接収。
その時にやぐら内部にあった石塔や骨を掘り出して寺の方に移動、今は何も無く、発掘調査記録もないとのこと。つまり詳しいことは良くわからないということで、ちょっと残念ですね。

光照寺

光照寺は神武寺がある山稜の麓にある源氏ゆかりの寺院。
鎌倉悪源太義平(頼朝の兄)の供養の為に、父「源義朝」が建てたと伝えられます。創建は不詳。

※当時の「悪」は悪い意味では無く、勇ましい的な意味です。

法勝寺

法勝寺は神武寺がある山稜の麓にある日蓮宗ゆかりの寺院。

公衆トイレ情報

お手洗いは、表参道と同じくJR東逗子前、神武寺山門前の公衆トイレが利用できます。
JR東逗子駅前にはローソンや自動販売機もあるので、飲み物も買っておくと良いかもしれません。

こんぴら山やぐら 沼間参道の入口・分岐点

沼間参道 入口

JR東逗子駅前にある踏切を渡って、すぐに左へ曲がり、そのまま真っすぐ600mほど進んだ場所の十字路を左側へ。
特に「沼間参道」とか「鷹取山ハイキングコース」というの案内板が無いので分かりにくいかもしれません。法勝寺の説明板がある場所を探しましょう。

そしてしばらく舗装路を道なりに進むと、登り坂が始まります。

こんぴら山やぐら 入口

沼間参道側から登ってくると、神武寺の山門をくぐって、表参道側へ少し進んだ場所に「こんぴら山やぐら」の棒標が右側にあります。

この付近は、公衆トイレ、裏参道分岐、表参道分岐、こんぴら山やぐら分岐など、交通の要衝です。

【現在通行禁止】神武寺-裏参道経由

神武寺裏参道コース:距離約1.7km、所要時間約25分 参道はしっかりとしたハイキングコース
 京急神武寺駅~逗子中学校横~裏参道~神武寺山門

京急神武寺駅を出たら、京急沿線沿いを走っている県道205号線を北東方面(金沢八景方面)に約500m。
逗子市立逗子中学校手前にある信号を山稜方面(南東方面)に進みます。

中学校を過ぎると、老人ホームが見えてきます。その先は山道になっていて表参道入口です。
神武寺に向かう参道の中では、一番のハイキングコースなので歩きやすい靴で挑みましょう。

裏参道-鷹取山ショートカット

※道迷い要注意のルートです

裏参道-鷹取山コース:距離約500m、所要時間約20分 知る人ぞ知るコース、道迷い注意
 神武寺裏参道の途中にある分岐~神武寺-鷹取山ハイキングコースの途中

逗子市のハイキングマップにも載っていない非公式ルート。道標もありません。
ただ、神武寺の裏参道の途中にY字の道があり、左が本ルート、右が裏参道を経て神武寺へ行くルートです。

※写真は現在、裏参道が通行止めの為、ありません。。。

今回は、たまたま地元の小学生(&保護者)グループのハイキング会があったみたいで、先導されている方が詳しそうだったので、付いて行って道に迷わず、本ルート(神武寺-鷹取山)に合流できました。

このルートには、やたらと「遭難事故が多発しています」という表示が目立ちます。
常にGPS等を確認して、自分の位置と進む方向を確認して進んでください。低山ほど道迷いに注意です。

道迷いしそうな分岐点が多々あったので、初見は知っている人に連れて行ってもらうのが良いコースです。

神武寺-鷹取山ルート

神武寺-鷹取山ルートの概要&見どころ

神武寺-鷹取山コース:距離約1.2km、所要時間約30分 途中、何ヶ所かロープ利用する難所あり
 神武寺の晩鐘~薬師堂~鷹取山

今までは神武寺への参道も兼ねてましたので、少し優しめなハイキングコースになっていましたが、神武寺の奥側から鷹取山へ向かうルートは本気のハイキングコースです。

しっかりとした装備で臨んでください。細い道もありますし、岩場、大きな段差もあり通行注意です。

鷹取山展望台

鷹取山山頂(標高139m)にある展望台。階段で登っていかないとダメですが、360度の展望が見渡せます。
眺望は必見です。

また、鷹取山はクライミングが有名で、沢山の方が岩を登っています。岩にはクライミング用なのでしょうか?穴がぼこぼこ開いています。

ロッククライミングのメッカ?

鷹取山磨崖仏

鷹取山公園から少し進んだ場所にある磨崖仏。とても大きく一見の価値ありです。
説明板には太田道灌が鷹狩りをしたことが鷹取山の由来の一つとか書かれています。

お手洗い情報

鷹取山展望台と摩崖仏の間には「鷹取山公園」があり、そこに公衆トイレが設置されています。
それと、スタート地点近くの神武寺公衆トイレの二か所が利用できます。

神武寺-鷹取山ルートの入口・分岐点

鷹取山ハイキングコース 入口

神武寺の奥にある薬師堂
その左奥に石段が続いていて、その道が鷹取山へ続くハイキングコースとなっています

鷹取山公園周辺の分岐点

鷹取山公園はいろんな場所から登って来られるようで、さまざまな地名が書かれた道標が何ヶ所か見られます。

つまり、道を間違えて下山すると、とんでもない場所に出てしまうことになりますので、しっかりと確認しましょう。

鎌倉ハイキングコースを見る

動画(YouTube)で見る

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