今回は、本覚寺のそばにある夷堂橋の石碑を読んでみました。
夷堂橋とか本覚寺の夷堂についての歴史が学べるのかなと思いきや、滑川の別名についてでした。
前回の鎌倉検定では、滑川の別名称を上流から答えよみたいな問題(第13回 2級)が出てたような?
これを読んでたら正解できたかも。。。
目次
夷堂橋(えびすどうばし)
「夷堂橋」石碑の場所
石碑に書かれている文字は?
鎌倉十橋ノ一ニシテ此邉ハ往昔夷堂アリシトイフ
此川ハ上流ニテ胡桃川ト云ヒ浄明寺前ニ至リ滑川ノ名アリ文覚屋敷ト傳ヘラルル邊ハ坐禅川ト唱ヘ此邉ハ夷堂川ト呼ビ延命寺ノ傍ヨリすみうり川ト名ツケ閻魔堂址ノ邉ニテハ閻魔川トイフ
昭和七年三月建 鎌倉町青年團
鎌倉十橋の一つで、この辺は遠い昔に夷堂があったという。
この川は上流では胡桃川(くるみがわ)と伝わっていて、浄明寺前に至り滑川の名前がある。
文覚屋敷と伝えられる辺は坐禅川と言われ、この辺は夷堂川と呼び、延命寺の側よりすみうり川(墨売川)と名付けられ、閻魔堂跡の辺では閻魔川という。
昭和7年3月建 鎌倉町青年団
※間違ってたらごめんなさい。
事前知識(漢字・用語編)
往昔:おうせき|遠い昔
云 :ウン、い|いう、いわく
事前知識(歴史編)
鎌倉十橋
鎌倉を流れる滑川を中心とした川に架かる橋の中で、古くから伝説が残る10個の橋。
鎌倉名数の一つ。今回の夷堂橋も鎌倉十橋の一つ。
閻魔堂跡
現在、閻魔堂といえば、北鎌倉にある建長寺塔頭の「新居山 円応寺」ですが、以前は材木座付近にあった閻魔堂が、1703年の大地震&津波の被害で移ったようです。
鎌倉十橋
以前、鎌倉十橋をラン巡りしたことがあって、そのページに鎌倉十橋の説明をしていますよ。
実際に体を動かして、写真を撮って、鎌倉検定本を一か所ずつ読んだので、頭に残っていますね。
滑川と別名称
滑川(なめりがわ)は、水源を朝比奈峠に持つ、6.3kmの二級河川(都道府県知事指定の河川)。
「夷堂橋」石碑を読むと、滑川の別名は上流から、
胡桃川(上流)
↓
滑川(浄明寺付近)
↓
坐禅川(文覚屋敷跡付近)
↓
夷堂川(本覚寺付近)
↓
炭売川(延命寺付近)
↓
閻魔川(河口付近)
という風になりますね。
この別名も何か意味があるんでしょう。時間が有る時に調べたいと思いますが、何に載ってるのかな?